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「2025年度就業意識実態調査」の結果を公表しました

2025年08月21日掲載

日本介護クラフトユニオン(NCCU)は、組合員の就業意識や実態を把握するために、毎年『就業意識実態調査』を行っています。NCCUは、この調査結果を介護産業政策や労働政策に反映しています。
『2025年度就業意識実態調査』では、定年制に関する意識について調査を行いました。

『2025年度就業意識実態調査』概要
◆結果は本ページ下部の電子ブックPDFでご覧になれます◆
■調査期間:2025年3月25日~5月9日
■調査方法:月給制組合員5,351名、時給制組合員3,815名を対象に調査票を配布
■回答数 :5,982名(回収率65.3%)

8月20日、NCCU本部にて記者報告会を開催し、内容を公表しました。
冒頭で染川朗会長は、「いま、介護業界では働く人の高齢化が起きている。毎年の調査結果でも高齢の組合員が増え続けており、特に時給制では70歳以上が1割を超え、60歳以上は4割近くになっている。私たちは労働組合として、こうした現実を直視しながら高齢の組合員のために何ができるかを考えていかなければならない」と、調査の背景を説明。
そのうえで、「労働組合として法人との交渉で、諸外国では当たり前に行われている抱え上げない介護(ノーリフトケア)や、健康を害することのないような職場環境の整備を実現していかなければならず、国にもそうした施策の後押しを求めていきたい」と述べました。

続いて、村上久美子副会長が調査結果を詳しく報告しました。
そのなかで、2025年4月からすべての企業に65歳までの雇用確保が義務付けられたことを念頭に、「60歳以上の組合員のうち、“65歳以上になっても介護業界で働きたい”と回答した割合は、月給制で56.7%、時給制で68.6%にのぼる。さらにそのうちの6割以上が“体力・気力が続く限り働き続けたい”と回答した」と説明。
さらに、介護従事者の高齢化の背景を「若い人材が入ってこないから全体の平均年齢があがってしまうことがあるが、一方で、あるていど年齢が高くてもできる仕事でもある」としたうえで、「“何歳でも働き続けたい”とする理由には、“年金だけでは生活できない”との回答が多いが、それだけではなく、まだまだ働けるうえ、それによって健康も維持できる。そして何よりも介護の仕事が好きだから、ということが分かる結果となった」と分析しました。

【NCCU組合員の皆さまへ】
介護に関連する組合員にはお勤めの事業所に、個人組合員の方にはご自宅に『2025年度就業意識実態調査 要約版』をお送りしました。事業所に立ち寄ることが少ない組合員の方は、このページ下の電子ブックでご覧ください。

【報道関係・研究機関などの皆さまへ】
本調査の結果を転載、または引用なさる際は、当ユニオンへご一報くださいますようお願い申し上げます。
また、取材の依頼等も承っております。お電話、または下記のお問い合わせフォームよりご連絡ください。


「ホームページからのお問い合わせ」(フォームからご連絡ができます)

●電話によるお問い合わせ : 日本介護クラフトユニオン TEL:03-5730-9381

「2025年度 就業意識実態調査 速報版」電子ブックはこちら

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