4月下旬から5月1日にかけて、全国各地で連合主催の「第96回メーデー」が開催されました。NCCUの各総支部もそれぞれの地域で開催された式典等に参加しました。
東京・代々木公園では、4月28日に「メーデー中央大会」が開催され、連合傘下の組合員およそ2万9,200人が集まり、NCCUからも南関東総支部の組合員など50名が参加しました。
連合の芳野友子会長は主催者を代表して挨拶に立ち、「現在の賃上げ交渉は、全国各地の中小・小規模事業所での労使交渉に舞台が移っています。今回も前回に引き続いて5%を超える賃上げ率で推移していますが、特に注目すべきは中小・小規模事業所における賃上げ率も5%近い水準で推移をしていることです。昨年は、企業規模間の格差が開く結果となりましたが、今回は中小・小規模事業所の労使の奮闘により、前回を上回る賃上げ率となっています」と報告。また、2025年が戦後80年にあたることから、「80年前に多くの犠牲と引き換えに築かれた平和をこの先に繋いでいくため、改めて力合わせ、心合わせをおこなってまいりましょう」と呼びかけました。
今大会には、石破茂内閣総理大臣も来賓として出席しました。石破総理は政府代表としての挨拶で、「我が国における経済政策の最重要課題は賃上げです。賃上げこそが成長戦略の要との認識のもと、物価上昇に負けない賃上げを必ず実現いたします」と述べました。
そのほか、福岡資麿厚生労働大臣、小池百合子東京都知事もそれぞれ来賓挨拶に立ちました。
左・連合芳野会長、右・石破総理
左・福岡厚労大臣、右・小池都知事
メーデー中央大会は、特別決議として『戦後・被爆80年、次代につなぐ平和の特別決議』と『メーデー宣言』を拍手で採択。最後に会場全体でのガンバロー三唱で閉会しました。
左・メーデー中央大会の参加者みんなで 右・田村まみ参議院議員といっしょに