10月11日(土)、NCCUは第27回定期大会を開催。会場の「浅草ビューホテル」に代議員86名、役員23名のほか、来賓・傍聴など156名が出席しました。
【出席者】代議員86名(招集88名)、役員23名(招集23名)、傍聴など
【議長団】上村雅彰(近畿総支部)、高橋まり子(南関東総支部)
【来賓】古川大UAゼンセン会長代行、山井和則衆議院議員(ウェブ)、柚木道義衆議院議員(ウェブ)、森本しんじ参議院議員(ウェブ)、早稲田ゆき衆議院議員
今大会の2つの議案は、いずれも満場一致で可決しました。
■第1号議案 「2026年度活動方針」
■第2号議案 「2026年度予算および会計監査人の委嘱」
大会の冒頭、あいさつに立った染川会長はまず、昨年11月の衆議院議員総選挙、今年7月の参議院議員選挙でNCCUの政治顧問全員とUAゼンセン組織内議員の「田村まみ」参議院議員が当選したことに触れ、総支部・支部・分会役員の活動に敬意を表しました。
続いて、介護業界の現状や今後について次のように述べました。
「訪問系介護サービスの基本報酬引き下げによる影響で、現場では人材不足により必要な介護保険サービスが提供できない事態が発生している。
大幅な処遇改善など、人材確保に向けた有効な施策を講じなければ、介護難民や介護離職者が増加し、全世代の社会生活に悪影響が波及することが懸念される。
厚生労働省は、2024年の介護報酬改定で2024年と2025年の2年分の処遇改善を措置し、その状況を見た上で2026年度に臨時の報酬改定を行うとしている。しかし、現場は待ったなしの対応が必要だ。6月に閣議決定された『骨太方針2025』に盛り込まれている”介護従事者の処遇改善・物価上昇対応のための介護報酬見直し“を、2025年度の期中改定として行うよう求めるべく、UAゼンセン組織内議員やNCCU政治顧問と強力に連携していく」
そして最後に「新年度の活動においても、組合員の労働環境と処遇の改善、社会的地位の向上に向けて、組合員一丸となって活動を進めよう」と締めくくりました。
(会長のあいさつ全文は、本ページ下のPDFでご覧になれます)
来賓として、NCCUの上部団体UAゼンセンの古川大UAゼンセン会長代行、NCCU政治顧問の早稲田ゆき衆議院議員がご臨席くださり、ウェブで山井和則衆議院議員、柚木道義衆議院議員、森本しんじ参議院議員が出席、それぞれご挨拶をいただきました。
左より、古川UAゼンセン会長代行、山井議員(ウェブ)、柚木議員(ウェブ)、森本議員(ウェブ)、早稲田議員
今大会では、ボランタス海外派遣に参加した勝田哲さん(東北・北関東総支部)が出席し、派遣先のネパールで得た経験や想いについて報告しました。
このボランタス海外派遣は、UAゼンセンが取り組む社会貢献活動のひとつで、支援している海外プロジェクト先の視察などを通じて、組合員に活動へ関心を持ってもらうことを目的に行われています。
また、大会の休憩時間には「2026年度診療報酬改定に向けた署名」など、4つの署名活動を実施し、合計で695筆の署名が寄せられました。。
さらに、北朝鮮による日本人拉致被害者家族への支援として、ブルーリボンのグッズ販売を行い、29,800円のカンパが集まりました。
大会は染川会長によるガンバロー三唱で閉会。2026年度のNCCU活動がスタートしました。
翌日12日には、「交渉推進研修会」を開催し、交渉にのぞむ分会役員、組織強化・教育担当などが出席。『2026秋季労働条件整備』、『2025冬期一時金交渉』、『年末年始就業対策』について、交渉を進める際のポイントの確認を行いました。