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厚労省 介護保険部会に会長が出席 24時間巡回型の働き方について発言

2010年08月25日掲載

8月23日、厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会の会合が開かれ、委員を務める河原四良会長が出席しました。
この日は、在宅や地域密着型サービスの給付のあり方などについての議論が行われ、厚労省側から、24時間地域巡回型訪問サービスの創設、レスパイトケアの拡充(お泊まりデイサービスの創設)などの案が示されました。

24時間地域巡回型訪問サービスについては、厚労省が立ち上げた「24時間地域巡回型訪問サービスのあり方検討会」で調査や議論が行われることになっていますが、河原会長は働く者の立場から次のように発言しました。
「介護従事者の働き方について確認したい。日中・夜間を通じた連続性のあるサービス提供を行うとなれば、過重労働が発生する懸念があり、安全への配慮も課題となる。さらに、従来にも増して十分な雇用継続策と人材確保策をとることが必要で、介護報酬上の評価を含め、労働条件への十分な配慮を求めたい」。

これに対し、厚労省老健局の川又竹男振興課長は「ローテーションの組み方や人員配置などは大きな課題であるので、あり方検討会で十分に分析していきたい」と答えました。
また、訪問介護サービスの利用状況が近年伸び悩んでいるとの調査結果について、河原会長がその理由を尋ねたところ、厚労省担当者は、正式な分析結果はないとの前置きの後、「介護現場の人手不足、サービスが十分行き渡っている等の理由が考えられる」との見解を示し、「今後分析を行っていく」と回答しました。

次回の介護保険部会は、8月30日の予定です。

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今回は、在宅介護を支える新たなサービスの創設などが議論されました

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