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田村まみ議員、大臣答弁を引き出す! 格差拡大は「容認できない」介護従事者と全産業平均の賃金差に言及

2023年11月22日掲載

11月9日の参議院厚生労働委員会で田村まみ参議院議員(UAゼンセン組織内議員)が質問に立ち、武見敬三厚生労働大臣に対し直接、介護従事者の処遇改善を求めました。

田村まみ参議院議員は、10月25日の衆議院本会議で岸田総理が国民民主党・玉木雄一郎代表の質問に対し答弁した、令和6年度の介護報酬改定にむけた取り組みである「必要な処遇改善の水準の検討」について、「水準」とは何を示すのか質問しました。

武見敬三厚生労働大臣は、「介護分野における賃上げをはじめとする人材確保への対応は、極めて重要な課題だと認識している」とした上で、「これから補正予算の措置も踏まえて政府として産業全体の賃上げを考える中で介護分野での賃上げの在り方について考える」と答弁しました。

この答弁を受けて田村まみ参議院議員は、「(全産業と)同じように賃金が上がっていく限り、差は埋まらない」と指摘した上で、「介護従事者の平均給与と全産業平均の差は埋まらなくていいという認識なのか」と厳しく質問しました。

武見敬三厚生労働大臣は、「全くそう思っていない。賃金の引き上げ率を一つの基準とした格差が広がっていくことは、決して容認できる話ではない。命を預かる介護・福祉分野の労働力の確保の重要性を踏まえた上で、あらゆる手立てで職場整備や賃金についても財源を確保し、安定した職場として状況を確保していくというのが私の考え」と答弁しました。

最後に田村まみ参議院議員は、「大臣から『差がそのままで良いわけではない』との答弁をいただけたことは、一歩前進かと思う。介護従事者の人達からの切実な声は、大臣にも届いているはず。保険で行うことなので簡単な問題ではないが、これは政府が決断するかどうかだ。介護従事者の皆さんの処遇改善を考えていただきたい」と求めて、この日の質問を終えました。

NCCUと田村まみ参議院議員は、今後も引き続き連携しながら介護従事者の処遇改善に向けて取り組みます。

なお、田村まみ参議院議員と武見大臣とのこのやりとりは、動画でご覧になれます。

(54) 2023年11月9日 厚生労働委員会 - YouTube

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