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NCCU第25回定期大会を開催しました

2023年10月11日掲載

10月7日(土)、NCCUは第25回定期大会を開催しました。
今大会は2019年以来、4年ぶりとなる集合形式での開催となり、会場の有明セントラルタワーホール&カンファレンスには代議員89名、役員20名のほか、来賓・傍聴などおよそ160名が出席しました。

 

【出席者】代議員89名(招集104名)、役員20名(招集21名)、傍聴など
【議長団】櫻間美奈子(南関東総支部)、藤原恵子(近畿総支部)
【来賓】畑慎一UAゼンセン副会長、田村まみ参議院議員、山井和則衆議院議員(ウェブ)、柚木道義衆議院議員

今大会の3つの議案については、第1号議案、2号議案とも満場一致で可決。また、役員の退任のために行った第3号議案「役員の補充」は、直接無記名投票により甲信越・北陸総支部から中央執行委員1名が選出されました。

■第1号議案 「2024年度活動方針」……満場一致で可決
■第2号議案 「2024年度予算」 ……満場一致で可決
■第3号議案 「役員の補充」 ……直接無記名投票により信任

 

染川朗会長は大会の冒頭あいさつで、
「今年5月から、新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に見直されたことを契機として、社会は一気にコロナ禍前の暮らし方を取り戻したかのように見えます。しかし、完全に『収束』したわけではなく、介護現場では引き続き、感染症対策を続けることが求められると考えられます。一方で、組合活動も、感染防止に努めながら、コロナ禍以前のフェイスtoフェイスでの活動を基本に進めていくこととなりました。そして、以前にも増して地域活動が活発に行われ、組合員同士の絆をさらに深めることでNCCU運動がさらに力強く進められるように、『地域活動推進キャンペーン』もスタートしました。地域活動は、組合員がNCCU運動に対する理解を深め、一人ひとりがNCCUの一員であり、運動の担い手であることを自覚する機会として、また、地域特有の諸課題を把握し解決するための手段として、極めて重要な活動です。多くの組合員に参加いただけるようご協力をお願いします」と呼びかけました。

また、来年4月の介護報酬改定に向けた取り組みに触れ、次のように述べました。「今年7月には、介護従事者が安心・安定して永く働き続けることが出来る介護報酬の実現に向け、『介護報酬の引き上げ』など4項目からなる要請書を厚生労働大臣あてに提出しました。さらに、組合員の総力を結集して50万人署名活動にも取り組んでいます。
現在、厚生労働省は介護職員の処遇改善は必要としながらも、具体的な予算額を示さない事項要求として政府に要求しています。私たちが取り組んできた署名活動をはじめとするNCCU運動が、さらなる処遇改善の実現を議論する際の後押しとなり、必ずや追加の処遇改善策の具体化につながるよう、関係する国会議員とも連携し、最後まで粘り強く取り組んでいきます」
(会長あいさつ全文はこちらから)

 

今大会には、NCCUの上部団体UAゼンセンの畑慎一副会長をはじめ、UAゼンセン組織内議員の田村まみ参議院議員、NCCU政治顧問の山井和則衆議院議員・柚木道義衆議院議員が来賓としてご臨席くださいました。

田村まみ参議院議員は、来賓あいさつで次のように述べました。
「介護報酬改定に向けた議論が進んでいる今、介護で働く人たちの声を届ける活動が、本当に私たちだけが頼りになっているのが実態です。現場で何が起きているかという皆さんの声を、私が国会で届けるしかないと思っています。10月20日から臨時国会がありますが、NCCUの皆さんと政策議論をしっかりと進めて、介護報酬改定だけではなく、一つ一つ介護の実態改善に向けて動いてまいりますので、今後も一緒に活動させていただければと思います」

 

山井和則衆議院議員は、「今年の年末には3年に一度の介護報酬改定があります。岸田文雄総理は、口を開けば賃金引き上げするように民間企業に要請をしています。しかし、介護はそもそも入ってくるお金が国の予算ですから、政府が賃金を上げてくださいという以上は、大幅に介護報酬を上げるのが当然だと思っております。高齢者の方々、そしてご家族の方々の命綱である皆さん方の処遇を改善するために、私も全力で頑張りたいと思います」とご挨拶くださいました。

 

柚木道義衆議院議員は、「NCCUの就業意識実態調査を拝見すると、夜勤の方など、睡眠も十分でない中で頑張ってくださっている方が多いと思うのですが、この状況を何とかしていかないといけない。その原因である人手不足を解消するためにも、やっぱり介護報酬の引上げを実現したい。皆さんの仕事に自信と誇りを持っていただいて、これからも頑張っていただけるように、介護報酬引き上げ、処遇の改善、人材の確保に向けて、これからも全力で恩返しさせていただくべく頑張ります」とご挨拶くださいました。

 

大会の最後は、これも4年ぶり、染川会長としては初となるガンバロー三唱で閉会。2024年度のNCCU活動がスタートしました。

 

●大会の翌日、「交渉推進研修会」「外国人雇用に関する研修会」を開催
定期大会の翌日8日には、「交渉推進研修会」および「外国人雇用に関する研修会」を開催し、交渉にのぞむ分会役員、組織強化・教育担当などが出席しました。
「交渉推進研修会」では、『2024秋季労働条件整備』『2023冬期一時金交渉』『年末年始就業対策』について、交渉を進める際のポイントを確認を行いました。
続く「外国人雇用に関する研修会」では『技能実習制度及び特定技能の在り方に関する有識者会議の進捗』がテーマ。講師としてお招きしたブリック労働法務事務所の橋本裕介代表より講演をいただき、現在議論がすすめられている外国人技能実習制度などの動向を学びました。

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